【クロストーク】
制作職同期の4人にインタビューしました。
【クロストーク】
制作職同期の4人にインタビューしました。

室井和瑚
2024年、新卒入社

吉田明優
2024年、新卒入社

松井健介
2024年、新卒入社

中村天美
2024年、新卒入社
クロストークの内容
テレビ制作の舞台裏で活躍するMBS企画の制作部。入社2年目の若手社員4名に、それぞれの立場から見た職場の魅力や仕事のやりがいを聞きました。退職者が出ていないという同期の関係性も必見です!
MBS企画は「まるい」会社
――MBS企画を志望した理由を教えてください。

室井
大好きなお笑いを身近に感じたいというのが一番の決め手でした。東京出身ですが、あえて大阪の会社を受けたんです。
毎日楽しんで働くために、日々違うワクワクを経験できる仕事がいいと思ったのがきっかけでした。ただ、自分の興味分野が広くて、最初は広告や印刷業界など業界を絞らずに考えていました。その中でもテレビ業界は大変ながらも各現場で毎日違うことが起こっているイメージが強く、挑戦してみようと決めました。

中村

松井
小さい時からテレビが好きだったので、高校3年生の時にテレビ業界に就職を決めて専門学校に進学しました。複数の制作会社の選考に進んでいたのですが、MBS企画は毎日放送のグループ会社で、安定した土壌ながらも裁量を持ちながら働けることに魅力を感じました。
ラジオやテレビ番組の業界を目指し、大阪芸術大学の放送学科を卒業しました。就職を考えた時に、テレビ局のハウスプロダクションで働きたいと考えたんです。音声やカメラマンなどの技術職も視野に入れて勉強していたのですが、最終的には自分の番組を持ちたいと思ってMBS企画を選びました。

吉田
――入社後、ギャップを感じたことはありますか?

吉田
先輩を含め、多種多様な役回りの方とコミュニケーションをとる機会が想像以上に多いと感じています。皆さん気さくで、話しやすいのも意外でした。入社前は「これやっておいて」という指示が容赦無く来ることも覚悟していましたが、そんなことは全くなくて。困りごとを相談すると「じゃあ、こんな案はどう?」と優しくアドバイスをいただくことが多いです。
今のところ、悪いギャップはないですね。私は東京出身なので、関西の文化に馴染めるかな?と不安だったのですが、全く心配いらなかったです。面接を受けたときから「まるい」雰囲気の会社だなと感じていましたが、入社してからもその印象は変わりません。

室井

松井
体力勝負のイメージがありましたが、実際には頭を多く使う仕事でした。例えば1つの番組で、複数の放送回を担当することもあるんです。どちらを先にやるべきか、誰に先に連絡すべきか。予想外のことが起こった際にどうすべきか。段取りよく進むように動くことが大切だと学んでいます。
確かに、指示を受けるのではなくて「これをするには何が必要か?」など先輩方と一緒に頭を使って考えることが多いです。温和な方が多いからこそ、それができているのだと思います。

中村

思わず興味を持ってもらえる
コンテンツ作りのために
――皆さんにとって、心に響くコンテンツとはどんなものですか?

松井
興味のないテーマでも、思わず観てしまうもの。少し前まで僕がADを担当していた番組が40〜50代の視聴者をターゲットにしたもので、ゲストもかなり世代が上の方が多い番組でした。しかし先輩のディレクターが編集した放送を確認すると、僕のようにゲストのことをよく知らない世代でも、最初から最後まで飽きずに観られて。「このゲストのこんな部分はまだ世の中に知られていないから、丁寧に切り取ろう」など、知識がない人にも楽しんでもらう工夫が大切だと学びました。
視聴者の方のルーティンに入るものですかね。毎週決まった時間に見てもらえる、安心感のあるコンテンツ。今「住人十色」という17年続く番組のアシスタントディレクターをさせていただいています。この番組は僕の母も毎週観ている番組なんです。僕の名前がエンドロールに載っている番組が母のルーティンに組み込まれているのも大きなやりがいになっています。番組の構成が安定しているからこそ、毎回紹介するお宅の面白いところをいかに見つけて引き出せるかが、飽きずに観てもらえる工夫だと学んでいます。

吉田

室井
「明日もちょっとだけ頑張ろう」と思えるコンテンツ。私、入社時は絶対に全国放送の有名な番組を作りたかったんです(笑)。でも、実際にはローカルな深夜番組のADを担当しています。最初は不安でしたが、個人営業の小さなお店に行き当たりばったりで出会って、お店の人と仲良くなったりするのが楽しくて。人の温かみを感じられるんです。きっと誰かの支えになっている番組を制作できていると実感できます。
人の心を打つものを作るには、まずは自分の心に響くことが大事だと思います。興味のないテーマでも、興味を持って作ると面白いものになるはず。昨年、他局の歴史番組のアシスタントディレクターを担当しました。一緒に担当したディレクターさんはもともと歴史に興味のない方だったのですが、番組制作にあたり歴史を勉強されていて。口を開けば歴史の話をするくらいにハマっていったんです。最終的にその方が作ったVTRはすごく面白くて、興味を持って作るのって大事だな、と実感しました。そうやって自分の心にも残る番組を家族が観てくれると喜びもひとしおです。

中村
――一番やりがいを感じたお仕事はありますか?

室井
今、担当番組の編集を任せていただいています。入社して初めてのことで、2年目でこんな機会をいただけるのは貴重だと思っています。30分番組をまるごと編集するのってこんなに大変なんだ!と脳に汗をかきながらもなんとか諦めずに取り組み、やりがいを感じています。
生放送番組を担当することがあって。生放送って、失敗したらそのまま流れてしまいますよね。ピリピリしていますが、毎回放送が終わると、スタッフも出演者の方も全員緊張の糸が切れたように目に見えて安心しているんです。みんなで「今日も無事に終わったね」という、あの達成感は格別です。

中村

松井
ADを担当しているバラエティの観覧番組で、50人ほどの観客を相手に前説をやるんです。出演者の方もセット裏で観てくれているので緊張します。最初は段取りや注意事項の説明で精一杯で「まだまだだね」とフィードバックをいただいていましたが、だんだんお客さんと会話できるようになってきました。出演者の方が「声が出るようになったね」とおっしゃっていたそうで、成長を感じて嬉しかったですね。
ある番組の楽屋にお菓子を置く際に、パッケージにひらがなが1文字ずつ書いてある飴を出演者の方々の名前に合わせて用意したんです。番組が終わって回収しようとしたら、ちゃんとそれぞれの名前に応じた分がなくなっていて。こんな小さな遊び心に反応してくださったんだな、と嬉しくなりました。社内の雰囲気だけではなく、出演者の方々も「まるい」のはどの番組も共通していると思います。

吉田
――営業や美術など、さまざまな部署と協力することも多いですよね。コミュニケーションのとりやすさはいかがですか?

吉田
制作に関わる部署が全て社内にある。例えば、番組のテロップは社内の美術部が作ってくれます。顔も名前も知ってる方に、フランクに「ここを修正お願いします」とか「こんな感じにしたくて」と直接相談できる。かなり制作しやすい環境だと思います。
一般的な制作会社は番組ごとにさまざまな会社からスタッフがアテンドされることが多いです。当社の場合、基本的には1つの番組を同じ会社の人と作れる。これはMBS企画らしさだと思います。

室井

中村
企画募集も多く、今ある業務以外のことに携われる機会が多いのも魅力です。

刺激を与え合える友達のような、同期の存在
――制作部2024年新卒メンバーから退職者が出ていないというのも魅力ですね。同期がいるからこそ頑張れることもあるのではないでしょうか?

吉田
基本的にはそれぞれ違う番組を担当していますが、定期的に集まって「こんなことやってる」「こんなものを作ってる」と聞くのが楽しいです。知らない世界のことを聞けるのが刺激になります。室井さんとは同じ番組を担当していますが、最後まで妥協しない力がすごいです。
吉田くんの方こそ、何かお願いしても受け止めてくれるよね。その優しさがあるからこそだよ。

室井

中村
吉田くんは質問したらなんでも答えてくれます。先輩後輩問わずいろんな人と積極的に会話できるコミュニケーション力も尊敬する。
天美(中村さん)も自分の意見を持ちながら、周りの意見を聞いてまとめるのが得意だよね。

吉田

室井
そうだね。天美ちゃんも、相談すると「みんなでやろう!」という空気を作ってくれる。同期の協力があるから頑張れています。
嬉しい!みんなそれぞれに良いところがあるから、私もそんな風に動けています。

中村

吉田
松井くんは、大変さを一切顔に出さないのがかっこいいです。
確かに。キャパシティが大きい。

中村

松井
3人とも、1人のディレクターとして求められている感じがします。その姿を見ているから、自分も妥協せずに頑張らないと!と思っています。
いつかみんなで1つの番組を担当するのも目標です!

中村