【クロストーク】
総務経理職の3人にインタビューしました。
【クロストーク】
総務経理職の3人にインタビューしました。

三宅克典
製造業、システム開発等の前職を経て2025年入社。美術部・事業開発部の経理担当。

宮本友雅
2023年新卒入社。
制作部の経理担当。

羽尾真利子
2009年新卒入社。総務担当。
クロストークの内容
番組制作を直接行うわけではないけれど、どんな職種とも関わる部署。会社全体の状況を把握しながら各部署を支える総務経理の3名にインタビューしました。
MBS企画における総務経理の役割
――まず、総務経理の仕事内容を教えてください。

羽尾
大きく分けると総務・人事はモノと人の管理、経理はお金の管理。とはいえ、決まったことだけやっていれば良いわけではなく、会社全体の「なんでも屋さん」という感じですね。社長室の横に部署があるので、役員の動きを気にしながら、会社で何が起こっているのか、それに応じてまず何をしなければならないのか、常に把握することが肝心です。さらに、パソコンの不調など、現場のシステム周りの管理も私たちの役目。都度生じる社員からの声を聞き、何が優先なのかを考えて対応することも大事ですね。
――会社全体を見ながらも、それぞれ主な
担当分野はあるのでしょうか?

羽尾
私は主に総務と人事で、採用、入退社手続きなどにも携わっています。
私は制作部の経理を担当しています。制作部に関わる伝票処理や請求書の作成、予算との比較・分析・報告が主な業務です。名刺発注や入出金管理、備品の清掃、パソコンや社用携帯の管理も担当しています。

宮本

三宅
私は入社したばかりですが、美術部と事業開発部の経理を担当しています。日々の業務としては、小口現金の管理、伝票処理、請求書発行、データ入力など。総務の仕事もできることをやっています。

制作部隊ではないからこその
醍醐味
――みなさんがMBS企画に入社した経緯や決め手を教えてください。

三宅
前職は化学メーカーで働いていたのですが、もっと幅広く活躍したいと思い転職を考えました。中でも会計の知識はどのような業界でも役立つと考え、経理は未経験でしたが、入社前に簿記2級を取得し、転職活動を始めました。複数の会社を見る中で、MBS企画は多くの事業を手がけていたので、様々なケースに対応するスキルが身に付くと考えて入社を決めました。
新卒で入社しました。大学では経済学を学び、同時に簿記も勉強しました。趣味程度ですが動画編集をしていて、それがきっかけで映像制作や番組制作の世界に興味を持ちました。ただ、映像に関わるなら編集だけをしたかった(笑)。ですが、そのような求人は中々なかったので、簿記の資格を活かしつつ、エンタメ業界での経理職に就職したいと思いました。当社の総務経理求人を見つけて面接を受け、社内の雰囲気の柔らかさに魅力を感じて就職しました。社内では、様々なディレクターが編集作業をしているので、横目で見ながら「いいなぁ」と思いつつ、どんなことしているのかな?と覗き見しています(笑)。

宮本

羽尾
私も新卒で入りました。元々は教育大で先生になろうか迷っていましたが、全く知らない世界を見てみたかったので、興味本位で「やりがいありそう」と当社の会社の面接を受けました。そうしたら、当社の面接官が魅力的で、その瞬間にファンになりました。私がどんな人間なのか引き出そうと、しっかり向き合ってくれる面接だったので、この会社に入りたい!と入社を決めました。
――入社後に感じたギャップはありますか?

羽尾
私はあまりなかったです。若かったので、目の前の業務に必死でした。
まだ入社して間もないので、覚えることでいっぱいいっぱいという状況です。資格は取得していましたが、実務はやはり難しいなと感じています。ただ、社内の雰囲気がいいので助けられています。

三宅

宮本
社内の雰囲気は、面接の時から感じていた通りです。仕事面では、もともと経理だけではなく多岐にわたる業務があると知ったうえで入社したつもりでしたが、想像以上でした。ちょっとした「名前のない仕事」も日常業務と並行して発生するので、難しいと感じることもあります。ただ「こんなことまでやらないといけないの?」というよりは「こんなことまでやらせてもらえるのか!」という印象ですね。
――それぞれ、印象に残る仕事はありますか?

宮本
MBSグループ内で、新しいAIを使ったシステム開発に挑戦しようという学びの機会に参加したことです。私は全くAIに触れたことがなかったのですが、グループ内にAIに強い方がいらっしゃるので、そこに混ざって勉強させてもらったんです。すごくいい刺激でした。
新入社員の入社日や研修の引率は、入社1日目ってこれから働く上での不安や期待、楽しみを左右する人生の大きなイベントだと思うので、毎年、気が引き締まります。まずは「挨拶」などの基本を大事にすることから話しています。

羽尾
――お互いに、「こんなところがすごい」と思う部分はありますか?

羽尾
2人ともすごく穏やかで、怒らないというか。私は結構自分の思いが強くて、心乱れることもよくあるんですけど(笑)。2人は人とぶつかることがない。人の話をしっかり聞いて消化しています。そういった柔らかいところがあるので、周りからは相談しやすいのでしょうね。伸びしろも沢山あります。2人とも控えめなので、先輩の仕事を横取りしてはいけないと躊躇することもあるかもしれませんが、遠慮せずにチャレンジしてほしいです。どんどん新しい風を入れて、やり方を変えていってもらって大丈夫!
羽尾さんは、接しやすい雰囲気を作るのがすごく上手だと思います。実際、新入社員が困った時、真っ先に羽尾さんに相談にいっている姿をよく見かけます!三宅さんは、社会人としては先輩にあたりますが、教えたことをすぐメモに取って、次の日にはものにしているというのが凄いと思います。

宮本

三宅
私も何かあったらいつも羽尾さんに聞いています。話しかけやすい雰囲気を作ってくれて、すごく頼りになります。宮本さんは私より年齢が5つ下ですが、すごく落ち着いています。業務が多くても冷静に判断し、着実にこなしていて素晴らしいと思います。
最も大事にしていくことは
「思いやり」
――様々な方とコミュニケーションを取る中で、心がけていることはありますか?

宮本
相手の話を聞くことが大事で、相手が伝えたいことをまず聞いて、自分の意見とすり合わせながら、どうやって終着点に持っていくかを考えています。総務経理にいると、色々な話が周りから聞こえてきます。社長と専務の会話とか、部長と副部長の会話とか。そういった会話から、今、会社で何が起こっているのかを理解していくのは大事だと思っています。
頼みごとをしてもらいやすい環境を作るのが大事だと思っています。先輩方は、日頃から様々な部署の方とコミュニケーションを取っているので、真似していきたいです。

三宅

羽尾
会社の方向性を決めて判断しないといけないことがあります。1枚の伝票が回ってきた時に、それがいいのか悪いのか、どうしたらいいのかを判断したり、社内のルールを決めることもあります。声が大きい人もいるし、声を上げずに黙ってコツコツやっている人もいる。色々な人の目線に寄り添って、求めていることを想像して、何が必要かジャッジする。そういう点で、柔軟にコミュニケーションを取れることが大事だと思うので、気軽に話せる環境や関係づくりを心がけています。
――最後に、総務経理としてどのように会社を盛り上げていきたいですか?

羽尾
一番は、思いやりを持ち、1人ひとりの従業員に寄り添うこと。例えば、産休・育休などで少し長めの期間休暇を取得した従業員がいた場合、職場に戻る日の不安やドキドキ感を想像できるかどうか。また、総務経理からの文書やメール一つにしても、読む側の立場になってみて、見やすくわかりやすいことを大切にするなど、違った価値観や見方をもつ従業員それぞれの視点や思いを想像しながら働きたいと思っています。
同じく「思いやる気持ち」が一番大事だと思います。どんなに人数が増えても、会社は管理側だけでも、制作側だけでも成り立たない。だからこそ両方が思いやりを持つことがすごく大事だと思います。個人的には、自分のできる業務の幅を広げていきたいです。上司の業務を少しでも引き継いで、会社に利益を還元したいと思っています。

宮本

三宅
まずは自分ができることをどんどん増やしたいです。業務の幅を広げてチームの底上げをし、余った時間をより良い職場づくりにつなげていくことが目標です。