粘り強く頑張っていると、
想像以上の感動が起こる
弊社はこれまで、毎日放送のハウスプロダクションとしてテレビ番組の制作をメインとしてきました。現在はグループ全体で新しいコンテンツの形を作ろうとしています。テレビだけではなくて、配信、縦型動画、SNS、映画でも、どのような手段でもいいので、視聴者に感動を届けられるものを作ろうとしているフェーズです。
社員からも、何か新しいものを生み出そうとする空気を感じています。私は社員とは仕事の話をするよりも飲みに行くことの方が多いですが、積極的に「なるべく楽しもう」としている人たちがたくさんいます。
正直に言うと、地道な仕事も多いです。しかし、諦めずに粘り強く頑張っていると「これは視聴者も観られない、すごいシーンだな」と思う瞬間が度々来る。一番いい席で、タレントさんや役者さん、カメラマンの方々とコンテンツを作り上げる中で、想像以上の感動を感じることができるのがこの仕事の醍醐味です。
原体験を大切にしてほしい
この仕事をする上で大切にしてほしいのは、原体験を掘り下げること。「なぜ自分はこれに惹かれるのか」をずっと考え続けて欲しいです。
皆さんそれぞれに、力づけられた言葉や元気になった音楽があるのではないでしょうか?映像コンテンツにもそういうものがあるのだろうなと思うのです。大きな感動までいけたらすごく良いですが、もう少し手前の「なんとなく気が晴れた」「心が軽くなった」という、ちょっとした変化を与えられたら十分だと思います。
「勇気を与えたい」「人の心を打ちたい」と聞くと、なんだか恥ずかしいような気がするかもしれませんが、そんな大げさなことでもないんです。昨日と今日の考えが違っていても全然構わない。むしろ違っていた方がいい。考え続けることが、この仕事を長く続ける原動力になると思います。
こだわりを持ちすぎない方が、面白いものが作れる
よく「クリエイターはこだわりを持て」と言われますが、私は逆で、「こうでないとダメ」「自分の趣味はこうだから」などと、こだわりを持たない方が面白いものを作れると考えています。
働いていると思うようにいかないこともありますが、実はどこに行っても何をしていても「面白いことはあるかもよ」と言いたいです。「これしかしない」と決めつけず、短期間で色々な経験をした方がいいのではないでしょうか。
1社で長く働くことが当たり前ではない時代だからこそ、短い期間で色々なことが体験できる会社をおすすめします。弊社にはその環境があると思っていますし、やりたいことに挑戦できる環境作りを目指しています。これからも、働く人たちが主役で、人の心を打つコンテンツを企む会社であり続けたいと思っています。テレビ業界、そんなに悪くないですよ。