キャリアパス 美術 宮原大輔

学生時代 

舞台観劇やコンサートに行くことが好きで、中でも空間を彩るセットに魅了され、将来は舞台芸術のデザインに関わる仕事に就きたいと考えていました。
その情熱から舞台芸術の大学に進学しました。
大道具や小道具・衣裳などを一から学ぶ過程において、クリエイティブな発想と計画性、デザインの基礎を習得しました。

入社1年目 

『住人十色』に配属され、アートディレクターとして先輩の下、美術進行の業務に励みました。現場の美術責任者として、収録の手伝いや発注、制作さんや協力会社さんとのやり取りなどで、デザイン以外の業務が主でした。年末には特番のセットデザインも担当させていただき、デザインと美術進行の 2 本柱となりました。
発注の仕方イコールコミュニケーションの取り方、伝え方が重要であるため、どのように伝えれば良いのか、戸惑うことは多くありました。

入社2年目 

『あれみた?』という当時新レギュラー番組の担当になり、それまでデザイン・美術進行がメインでしたが、さらにアートプロデューサーという業務が加わり、美術予算やスケジュールの管理などの、番組全体の美術責任者も担うことになりました。『住人十色』では入社して初めての新セットのデザインをさせていただきました。特番のように 1 回限りではなく、レギュラーとして残るセットだったので、とても嬉しかったです。

入社3年目 

大小に関わらず、アートプロデューサーとアートデザイナーのどちらも担うことが増え、番組だけではなく、『卒業RECORD』という番組形式のスポーツイベントにも携わり、イベント内での美術責任者として新たな経験をしました。また、新入社員の研修担当者に抜擢され、チームのお手本として身が引き締まる思いでした。美術責任者として経験が増えるとともに、責任感もより意識するようになりました。

将来の自分  

レギュラーにも記憶にも残るセットをデザインしたいです。
入社 2 年目にしてレギュラー番組の新セットを担当しました。その間も特番セットをいくつかデザインさせていただきましたが、その時限りであって、残るセットではありません。番組資料として残る「過去のセット」ではなく、現在進行形で残る「今のセット」をデザインすることが目標です。

現在の仕事について

レギュラー番組の美術業務をメインに活動しています。
番組によって収録形態が異なるため、必要とあらば、スタジオでの美術進行、発注物の手配や小道具の作成など臨機応変に対応しています。
時には特番やイベントも兼務しています。最近では美術部内の体制が変わり、既存のレギュラー番組をいくつか担当することになり、各々の番組体制があるので覚えることも多く、日々、挑戦の毎日です。

背景